読書のススメ
本を読むことは己を知ること



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有吉 佐和子

連舞 有吉佐和子

連舞 有吉佐和子

つれまい(連舞)が上梓されたのが1963年で
1931年生まれの著者が32歳の時である

有吉さんの著書は、昔「恍惚の人」「複合汚染」「紀ノ川」
などを読んでいたが、「一の糸」同様、芸能に関する本は
まったく知らなかった

むしろ三味線や日舞といった日本の伝統的芸能からまず
作家活動に入った人なのだった

宮尾登美子さんや玉岡かおるさんの描く女性の一代記に
近い作風を感じる

日本舞踊にどれほどの流派があるか知らないが
家元と呼ばれるトップがいて、弟子たちがピラミッドの
ように支えているだろう構造は想像がつく

先の大戦中、多くの実力ある芸術家たちが亡くなった
戦後の混乱の中、芸能云々よりもまず食べることが
最優先されただろうに、やはり芸に生きることを選び
幾多の困難をしのび、やがて復活させていった人々がいた

衣食足りずとも、芸の向上に生きた人々がいた
彼らの凄まじいまでの根性を書ききった作家もいた
惜しい。。。


有吉 佐和子

一の糸 有吉佐和子

一の糸 有吉佐和子

この本は昭和49年に出版されているが、今読んでも
十分に読み応えがあり、じんわりと伝わってくる

文楽の三味線遣いの話である
モデルは居るようだが、フィクションに近い

安心してじっくりと読ませてくれる小説家は多くない
ま、私にとってということだが。。。

さすがは有吉さんだと改めて感じる
もっと長生きしてほしかったものよ。。。


有吉 佐和子

開幕ベルは華やかに 有吉佐和子

開幕ベルは華やかに 有吉佐和子

高校時代に「恍惚の人」「複合汚染」を読んで
20代、30代くらいで「紀ノ川」などを読んだ

有吉さんの本は、ホント久し振りだったけど
スッとのめり込めてしまうのは流石だと再認識

この本は一応推理小説ではあるけれど、それ以上の
面白さがあった

演劇界など疎いのだが、おそらくあの女優さんと
あの歌舞伎役者と想像がつく配役も、馴染みやすかった

商業演劇の舞台裏は、有吉さんにとって職場とも
いえるほど詳しいのだろうが、この本は異色だと
感じる

社会問題を深く追求したものや、女の一代記などを
書かれた作家とは思えない

そうか、有吉さんってこんな本も書くのねといった
感慨しきり



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