読書のススメ
本を読むことは己を知ること



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津本 陽

椿と花水木 津本陽

椿と花水木 津本陽

ジョン・万次郎の生涯を描いた小説である

名前だけは知っていたが、実際にどういう生涯であったかは
知らなかったので、大いに驚きながら読んだ

秀吉にしてもそうだろうが、万次郎もまた努力の人であった
同じように、子供時代は大変な苦労をした人だ

二人にはいくつもの共通点がある

まず、機を見るに聡いこと
好奇心旺盛で、必ず自分自身で納得出来るまでやってみる

愛嬌があって、正直だ
身分だけで人を差別しない

ただ、秀吉はどこまでも出世したい欲望があり、万次郎には
それがなかったことだ

本を読むということは、様々な人生をほんの数時間で
味わい、自分の血肉と出来ることだと思う

津本 陽

剣のいのち 津本陽

剣のいのち 津本陽

以前読んだことがあるような気がしながら最後まで
思い出せなかった

爆末の混乱期に剣ひとすじに生きた男の物語である

実在の人物も登場するが、主人公自身は架空だろう

剣の腕ももちろんだが、中々にカッコいい男だ
純粋で真っ直ぐな心が周囲から好かれ、助けてもらう
こともたびたびあった

電話もネットもなかった当時、人と人とのつながりが
生きていく上で大切なよすがとなった時代だ

現代ではほとんど消えてしまったそういうものに
憧れて、私は時代小説を読むのだろうか?

津本 陽

朱鞘安兵衛 津本陽

朱鞘安兵衛 津本陽

見事討ち入りを果たした赤穂浪士四十七士の一人
中山安兵衛の一代記である

越後新発田藩の出身で後に赤穂藩の堀部家に養子に望まれ
堀部安兵衛としてあだ討ちに参加する

浪士の中に養子になった人がいたなあ、という知識しか
なかったが、これは面白かった

真っ直ぐな性格でぐじぐじ悩まない
剣一筋に鍛錬を積み重ね、剣で我が道を切り開いていく

こういう人生は好きやなあ

津本 陽

鬼の冠 武田惣角伝 津本陽

鬼の冠 武田惣角伝 津本陽

同じ津本さんの作品で、この本の武田惣角の弟子のことを
書いた本を以前読んだ(黄金の天馬)

その本の中では、武田惣角のことを軽視というだけでなく
しょうもない師匠という書き方だった

ところがこの本では、日本に合気道を広めた一人者の如く
書かれてある

どっちが本当なの?と穿った見方をしてしまう

ま、武田惣角あっての弟子だったのだろう
ということにしておこう

津本 陽

風流武辺 津本陽

風流武辺 津本陽

風流なのに武辺、武辺なのに風流
そんな戦国時代のある武士の物語である
といっても歴史小説であり実在の人物だそうだ

歴史上ほとんど名を残すこともない多くの人々
もしも記録が残っていて、彼らの人生を詳細に
表現するならば、それは立派な小説になるのでは
ないだろうか?

それこそ文学と言えるのではないか?

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